（写真：HTB北海道ニュース）

ＪＲ北海道は年末年始期間中に青函トンネル内での北海道新幹線の一部列車の最高速度を現行の時速１６０キロから２６０キロに引き上げると発表しました。 時速２６０キロ走行が実施されるのは貨物列車の運行が少ない１２月３０日から来年１月４日までの年末年始６日間の、始発から午後３時半ごろまでの上下線１４本です。 （３０日は始発から昼頃までの９本） これで新函館北斗・東京間は最速３時間５２分になり通常の運行より５分短縮されます。約５４キロある青函トンネルは在来線の貨物列車との共用走行区間になっています。 新幹線と貨物列車がすれ違う時に新幹線の風圧で貨車のコンテナが倒れる恐れがあり現在、トンネル内では最高速度時速１６０キロに制限されています。 青函トンネルの中を新幹線が時速２６０キロで走行するのは今年のお盆期間に続いて３回目です。 ＪＲ北海道は新幹線札幌延伸時に札幌・東京間を４時間半で結ぶことを目指していて、この目標を実現するために青函トンネル内の時速２６０キロ化に向けた取り組みを進めることを２０２３年度の事業計画に盛り込んでいました。