「世界中のファンにグッズを配りたいので…」大谷選手を名乗る人物に電子マネー約50万円分だましとられる 秋田・鹿角市
秋田県鹿角市に住む女性が、メジャーリーグ・ロサンゼルスドジャースの大谷翔平選手を名乗る人物に電子マネー利用権およそ50万円をだまし取られる特殊詐欺被害が発生しました。 鹿角警察署によりますと、被害者は鹿角市居住の30代女性です。先月23日、この女性のフェイスブックに大谷翔平選手を名乗る人物からメッセージが届き、その後LINEで連絡を取りあうようになりました。 その後、相手から「世界中のファンにグッズを配りたいが、税関を通すために手数料が必要だ」「信頼できる人に自分のお金を使って欲しいが、小切手を送るために手数料が必要だ」などと言われ、この手数料を電子マネーで支払うよう指示されたとのことです。 女性はこの相手を大谷翔平選手本人と信じこみ、鹿角市内のコンビニエンスストア及びドラッグストアで6回にわたり電子マネーのカードを購入。その都度相手に電子マネーを利用するための番号を伝え、電子マネー利用権合計50万円をだまし取られたということです。 鹿角警察署は「金銭の受取手数料等を理由にコンビニエンスストアで電子マネーを購入させて番号を聞き出すのは典型的な詐欺の手口です。電話やメールなどによるお金の要求、電子マネーの購入要求、個人情報の聞き取りなどがあった場合には、一人で判断せず、警察に相談して下さい」と注意を呼び掛けています。
IBC岩手放送