中村米吉、“ラーメン婚”の詳細明かす「ラーメンと吉右衛門のおじさまに感謝」
歌舞伎俳優の中村隼人(30)、市川團子(20)、中村米吉(30)が3日、東京・新橋演舞場で行われたスーパー歌舞伎『ヤマトタケル』の公開舞台けいこ前の囲み取材に参加した。 【動画】“ラーメン婚”の詳細明かした中村米吉 1日、自身のインスタグラムを更新し、結婚を報告していた。改めて結婚について問われると「1月22日に入籍させていただきまして、式は5月末に予定しております」と笑顔で話し、「芝居が好きな人。非常に明るく、よく食べる人」と妻の人柄を明かした。 “ラーメン婚”と言われている。もともと顔見知りだったが、出番の合間に歌舞伎座の裏にあるラーメン屋で食事をしていたところ、現在の妻が入ってきたそう。亡くなられた中村吉右衛門さんが客席を通る演目で、その際に握手をしてもらったことを興奮気味に話してくれたそうで、米吉は「彼女は興奮冷めやらぬ様子でラーメン屋を訪れたもんですから、そのお祝いも兼ねて、ちょっとカッコつけてごちそうした。そこからお礼の連絡があって親しくなった。ラーメンと吉右衛門のおじさまに感謝です」と笑顔を見せていた。 新橋演舞場では、2月4日から3月20日まで、2・3月公演としてスーパー歌舞伎『ヤマトタケル』を上演。同作は、日本神話におけるヤマトタケルの波瀾(はらん)に満ちた半生を、『古事記』を題材に哲学者・梅原猛氏が書き下ろし、新たな構想のもと、独創的なドラマとして築き上げた。1986年の初演時には、宙乗りをはじめとした演出が演劇界でも話題となり、“スーパー歌舞伎”という新たなジャンルを打ち立てた。 本作では、隼人と團子がヤマトタケルと帝の使者を交互に演じ、米吉は1988年以来となる兄橘姫/弟橘姫を早替わりによる兼役で演じる。團子にとっては、2012年に行われた自身の初舞台(ワカタケル役)、父・九代目市川中車の襲名披露、そして今年9月13日に不整脈で亡くなった祖父・二代目市川猿翁さん(享年83)が初演時に演じた演目となる。