芸術文化の力で交流人口拡大、コミュニティー形成へ 福島県浪江町で28日まで映画イベント
経済産業省の映画イベント「ハマカルシネマデイズin浪江」は26日、福島県浪江町地域スポーツセンターで始まった。同省が取り組む「福島浜通り映像・芸術文化プロジェクト」の一環として初めて企画。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興に向け、映画など芸術文化の力で交流人口拡大や、コミュニティー形成につなげる。初日から多くの住民らが映画を堪能した。28日まで。 映画をきっかけに、住民らが同じ場所に集まって新たな結びつきを生み出す狙い。初日は2016(平成28)年公開の映画「人生フルーツ」を上映した。特設スクリーンで来場者が作品を楽しんだ。 27日午前11時から「ロケーション」、午後3時40分から「浜の朝日の嘘つきどもと」を上映する。浜通りで映画を撮影する監督らが登壇し、被災地で映画を撮る意義を語る。アート制作に取り組む学生が作品を紹介する。28日午前10時から「ウルフウォーカー」、午後2時5分から「シン・ウルトラマン」を上映する。
入場無料。先着順で約490席を用意している。