R-1優勝18時間後の街裏ぴんくが沖縄に! 令和ロマンやヤーレンズもそろった「神回」ライブ
沖縄県内外からお笑い芸人やミュージシャンが集結する「Output LAUGH PROJECT アベンジャーズSPECIAL」が3月10日、那覇市のライブハウス・Outputと桜坂劇場で開催された。漫才日本一決定戦「M-1グランプリ2023」で優勝した令和ロマン、準優勝のヤーレンズの出演で注目を集めていたこのイベント。なんと開催前夜、出演者の1人・街裏ぴんくが、ひとり芸日本一決定戦「R-1グランプリ2024」で王座に輝くという朗報も飛び込み、お笑いチャンピオンがそろった「神回」となった。全プログラム合わせて約300人が詰めかけた。(フリーライター・長濱良起) 【写真】笑いの王者たち、なぜ沖縄に? 仕掛け人は
「おめでとう!」と拍手の嵐
R-1グランプリ2024の優勝からわずか18時間後。街裏ぴんくが桜坂劇場に登場すると、会場からは「おめでとう」と祝福の拍手が鳴りやまなかった。街裏ぴんくはあまりの盛り上がりに「ありがとうございます。本当に温かいですね」と頭を下げ、「那覇のライブハウスからエンジン音が鳴り、いつの間にか建物ごと宜野湾まで移動していた」という設定の架空漫談で、独自の街裏ワールドに観客を引き込んだ。 このイベントは、Outputが2022年10月に始めた定期お笑いイベント「Output LAUGH PROJECT」の特別版で、令和ロマンやヤーレンズ、街裏ピンクら過去の出演者が招かれた。出演者と観客がOutputと桜坂劇場の両会場を移動しながら複数回ステージを行うというもので、発起人のOutput店長・上江洲修さんが「本日、盛り上げていきましょう」と開会を宣言した。 Outputは約250人の超満員。ヤーレンズ、令和ロマンは指笛と大歓声で迎えられ、アドリブもふんだんに盛り込みながら爆笑を生んだ。ありんくりん、しんとすけ、凸凹トラベリングといった沖縄芸人も、沖縄色を前面に出したネタで、地元の強さを見せ、大いに盛り上げた。
「沖縄あるある」で盛り上がる
各コンビがネタを披露した後は、出演者がお互いに質問していくトークコーナーに移った。令和ロマンの髙比良くるまから「(ネット通販などでの)送料が信じられないぐらい高いことについてはどう思っていますか?」との質問が出ると、しんとすけの首里のすけが「沖縄に住んでいるとそれが普通なので、そもそも高いという感覚がない」と応じて「沖縄と県外の違いあるある」で盛り上がった。夜は桜坂劇場に各芸人が再集結。フィナーレを迎えた。 出演者は以下の通り。 令和ロマン、ヤーレンズ、 街裏ぴんく、虹の黄昏、ヤング、ありんくりん、初恋クロマニヨン、リップサービス、しんとすけ、ベンビー、わさび、凸凹トラベリング、ハイペース、クリトリック・リス、むぎ(猫)、未菜、はいびす倶楽部、ナガハマヒロキ(司会)