Snow Manが完全体のパフォーマンス。多彩な輝きを放つ
アイドルグループSnow Man が、グループ初の5大ドームツアー「Snow Man Dome Tour 2024 RAYS」の東京公演を開催。東京ドームで12月15日から18日までの4日間、合計22万人のファンを熱狂させた。また、東京公演の初日から鼻の手術で休養していたリーダーの岩本照も復帰し、完全体のSnow Manを見せつけた。 初日。オープニング映像では、9つの光線(RAYS)が世界を駆け巡り、メンバー9人(岩本照、深澤辰哉、ラウール、渡辺翔太、向井康二、阿部亮平、目黒蓮、宮舘涼太、佐久間大介)がひとりずつ紹介される。目黒はスライダー、佐久間はポップアップ、阿部は噴水など独自の演出と共にステージに登場すると、歓声が上がった。 ⇒【写真】アザーカット 岩本が「東京、騒いでいこうぜ!」とシャウト。9人が揃うと、1曲目「EMPIRE」でライブがスタート。高さ12メートルの噴水と約500発の炎が上がり、幻想的な世界を作り出す。渡辺の煽りに続いて、「Dangerholic」のイントロで音玉が鳴り響く。高さ5.5メートルのムービーステージに乗り込み、ド派手なパフォーマンス。また彼らの代表曲「ブラザービート」、アグレッシブなロックダンスナンバー「BREAKOUT」など迫力のダンスパフォーマンスを立て続けに披露した。 今回はSnow Manとして初めてのライブ演出も満載だ。「ドレス&タキシード」「スタートライン」では、巨大な気球に乗った9人が地上から高さ24メートルまで上昇。曲中には会場のペンライトが白一色に変わり、ドームが“雪化粧”に。ドーム公演ならでの絶景をメンバー自身も楽しんでいるようだった。 ライブ中盤、オフィシャルチャンネルでYouTubeの生配信も実施。来年1月22日にリリースするベストアルバムから、新曲のバラード「SBY」を初披露。ラウールが「練習の成果が見せれるじゃん! これが最初の立ち位置です!」とはしゃぐと、向井が「そういうのは言わんでええねん」とツッコミ。その後、目黒が「Snow Manにとっても大切な一曲です」と曲振り。50万人以上の視聴者が見守るなかで、伸びやかな声を響かせて一足早いクリスマスプレゼントを届けた。しかし配信が終わって、ハプニングが発生。宮舘が「もう言いますわ。ズボンが破けました!!」と告白。深澤がチェックして、「診断の結果ですが……、ちゃんと破けてます!!」と報告すると会場からは笑いが起こった。 そして、東京ドーム公演から復帰したリーダーの岩本の話題に。「照、おかえりー!」とファンから声が掛かると、岩本は「ただいま」と照れくさそうな表情を見せた。向井が、「前半で、照にぃと向かい合わせになったときに泣きそうになった」と話すと、岩本は「欠席してた公演も配信で見てたから。ここに立ってるのが不思議な感じだっだよね」とリアクション。岩本のメンバーカラーの黄色に染まった会場を見ながら、「Snow Manのファンって本当に温かいな」と噛みしめた。 ライブの後半。会場に散らばった各メンバーのソロダンスから始まる「DA BOMB」。岩本がBステージでパフォーマンスをした後に、水で濡れたステージが気になったのか、違うメンバーのパフォーマンス中にスタッフと一緒にモップ掛けをしながらチェックする姿があった。今回のセットリストでは「LOVE TRIGGER」「Wha cha cha」「君の彼氏になりたい。」など9曲の振り付けを担当する岩本。本番中でもステージの細部まで気に掛けるリーダーの姿勢は、グループにとっての存在の大きさを感じる場面だった。 最後には、メンバーを代表して岩本が「ファンのみなさん、メンバー、スタッフ、みんなのおかげで9人揃って東京に帰ってくることができました! Snow Manは、来年1月22日にデビューしてから5周年を迎えさせていただきます。いつも自分たちのことのように盛り上げてくれて、たくさん愛をくれるみんなのおかげでやってこれてます。ありがとうございます」と挨拶。そして、ファンに向けた楽曲「Dear.」で本編を締めくくった。 多彩な輝きを放つSnow Manが5年目に向けて新たな一歩を踏み出す。 取材・文/吉岡 俊 撮影/後藤 巧
日刊SPA!