引退のバレーボール古賀紗理那主将 今までの印象に残った試合はパリ五輪ではなくあの試合
バレーボール女子日本代表の古賀紗理那選手(28)が16日、現役引退会見を行い、日本代表での思い出を振り返りました。 【画像】NLで大会ベスト6に選ばれた古賀紗理那選手と小島満菜美選手 エースでキャプテンという立場で日本代表を引っ張った古賀選手。代表で印象に残る試合について聞かれると今年のネーションズリーグと答えました。「まずパリオリンピックの出場権を取らないといけないというところでプレッシャーの中試合をしていました」と15試合中9試合でチーム最多得点を記録し、見事パリへの切符をつかんだ大会について話しました。 「パリオリンピックの出場権を取ってからタイでファイナルラウンドが行われたんですけど、準決勝で今まで勝てなかったブラジルに勝てて、個人としては初めて国際大会でメダルを獲得できたので、私的には一番印象に残っていることかなと思います」と決勝のイタリア戦でもチームトップの17得点を決めて見事銀メダルを獲得。大会ベスト6にも選出され、日本代表のオリンピック出場権獲得に大きく貢献しました。 反対に「正直日本代表はとってもきつかった」と話す古賀選手は「海外を転々としますし、日本代表として戦うことは責任のある立場でもある」と日本代表としての重圧について語りました。 それでも「大変だったんですけど、日本のファンの方ももちろん、海外のファンの方も日本チームに声援を送ってくださって、ホームじゃないのにホームのような雰囲気を試合中作ってくれていた」とファンに感謝の言葉を述べました。さらにロス五輪を目指す後輩に向けて「本当に大変だと思うし、他国が強くなってきているなかで出場権をとるのも大変だと思うが、ぜひ頑張ってほしい」とエールを送りました。