スロバキア、F-16初受領 25年までにBlock 70を14機
ロッキード・マーチンは、スロバキア政府に戦闘機F-16「ファイティング・ファルコン」のBlock 70を初納入した。単座型のF-16Cと複座型F-16Dの計2機の納入式典が、米サウスカロライナ州のグリーンビル工場で現地時間2月29日に開かれた。 【写真】スロバキアに引き渡されたF-16 F-16 Block 70は、ノースロップ・グラマン製AESA(アクティブ電子走査アレイ)レーダーAPG-83「セイバー」や、先進のアビオニクス、1万2000時間の延長された構造寿命、自動地上衝突回避システム(Auto GCAS)などが特徴。スロバキアには14機が引き渡される見通し。 最初の2機は整備訓練のためグリーンビルに残り、今年半ばまでに最初のグループがスロバキアに到着する見込みで、2025年まで引き渡しが続く計画となっている。 F-16は1974年に初飛行し、今年で50周年を迎えた。ロッキード・マーチンによると、F-16 Block 70 / 72の受注残は133機。
Tadayuki YOSHIKAWA