プロでは大成しない…?高校通算ホームランランキング第1位 史上初となる”大台突破”
第106回全国高等学校野球選手権大会が、8月7日に開幕。夏・王者をかけて出場49校がしのぎを削る。今大会も高校通算60発を超える宇野真仁朗(早稲田実)、高橋徹平(関東一)らプロ注目のスラッガーが登場する。特にここでは、現役プロ野球選手の高校通算ホームランランキングを紹介したい。 【表】夏の甲子園2024 組み合わせトーナメント表
1位:清宮幸太郎(111本)
・出身地:東京都 ・投打:右投左打 ・身長/体重:184㎝/98㎏ ・生年月日:1999年5月25日 ・経歴:早稲田実 ・ドラフト:2017年ドラフト1位 歴代トップに君臨するのは、史上初の大台突破となる高校通算111本塁打を記録した清宮幸太郎だ。 中学時代から実績を残し、早稲田実では入学直後からクリーンアップの一角として出場。1年夏の甲子園では2本のホームランを放ち、「清宮フィーバー」を巻き起こした。同年は、下級生ながらU-18高校日本代表にも選出され、4番打者を務めた。 1年時だけで22本、2年時は56本と驚異的なペースで本塁打を量産。3年春には聖地へ返り咲いたが、集大成の3年夏は、西東京大会決勝戦で敗退。それでも2年ぶりのU-18高校日本代表入りを果たし、国際大会でも2本のアーチを描くなど打線を牽引した。 清宮に大きな注目が集まった2017年ドラフト会議では、史上最多タイとなる7球団がドラフト1位指名。競合の末に北海道日本ハムファイターズへの入団が決まった。高卒1年目から3年連続7本塁打と長打力を発揮した一方で、確実性を欠いて2021年はまさかの一軍出場なし。しかし、2022年は初めて規定打席に到達し、打率.219ながら18本塁打とスラッガーの資質を示した。 今季は開幕から出遅れたが、7月以降は打撃好調。自身が躍動した「甲子園の季節」に真の覚醒となるか、シーズン終盤の清宮の打席に注目が集まる。
ベースボールチャンネル編集部