西岡徳馬 実は「SHOGUN 将軍」の台本変えていた 「言わせてくれ!」監督に直談判したセリフは?
俳優の西岡徳馬(78)が、8日放送のフジテレビ「なりゆき街道旅」に出演。今年、米エミー賞18冠に輝いた「SHOGUN 将軍」の裏話を披露した。 【写真あり】「SHOGUN」にも出演した実力派女優 10年近く向き合っている疾患公表「もう体が悲鳴をあげている」 この日は西岡と山下健二郎がゲスト出演し、「神保町」周辺をなりゆき旅。そこで「SHOGUN 将軍」の話題になった。セリフの7割が日本語という米国では難しい作品。西岡は、真田演じる吉井虎永に忠義を尽くす家臣・戸田広松を熱演したが「英語と日本語であまりにも違うから」と撮影の苦労を振り返る。 特に監督に直談判したことは思い出深い。「俺が最期に“今生のお別れにございます”ということを言わせてくれ」というシーンを振り返った。 当初はセリフがなかった。しかも「あのシーンは本当は、武将5人が全員死ぬという台本だったの。これは違う。切腹は儀式だから。簡単に集団自決みたいなことはしない」と脚本にもダメ出しをした。 監督と話をして、「切腹は1人にしてくれ」と相談。考え込む相手を説得し、何とかOKを得た。さらに「今生のお別れにございます」というセリフを入れることも快諾を得たという。 西岡は「日本語ってすごいニュアンスがいっぱいある」としみじみ語る。問題の「今生のお別れにございます」というセリフ。「どう訳すのか、見ていた」といい、画面に「ただのGood bye」と出た際には衝撃を受けた。「すごいんだよ、日本語って」と西岡は日本語の奥深さを改めて感じていた。