阪神・近本光司、中日松葉の攻略法は「考えすぎずにやっていった方がいい」六回の森下の左前打をアシスト
(セ・リーグ、阪神3ー0中日=七回裏無死降雨コールド、6回戦、阪神4勝1敗1分、21日、甲子園)阪神・近本光司外野手(29)は今季6度目のマルチ安打。中日3連戦で計12打数5安打と状態を上げてきた。 「いい準備ができていた。自分の中で『これをしよう』というのが、打席の中でもできていたので。それはよかったかな」 一回、変化球をきれいに打ち返す中前打で出塁。雨が強くなった三回1死の第2打席でも直球を力強く引っ張って一、二塁間を抜く右前打を放った。五回を終えた時点で、中日の左腕・松葉の前に安打は自身の2本だけ。チームで糸口を探っていた中、ナインに「あんまり考えすぎずにやっていった方がいい」と声をかけていた。近本の言葉を「頭に残しつつ打席に立った」森下は六回1死一塁から安打で続いて佐藤輝の3ランを導いた。リードオフマンとして、近本が打席で感じた経験を仲間にシェア。大事な役割を果たして勝利に貢献した。(上阪正人)