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日銀の利上げがあってもなくても、金利は上昇傾向。優良地銀の株価は割安だ（撮影：今井康一）

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7月30～31日は「真夏の日本銀行金融政策決定会合」。利上げがあるのかないのかはさておき、金利上昇は銀行にとって追い風だ。 2006年の最高値を視界にとらえた三菱UFJフィナンシャル・グループ（8306）など、メガバンクは依然株価上昇の余地がありそうだ。 だが、規模などは劣るものの、有力地銀はもっと評価されてもよいかもしれない。収益力があり、不良債権比率もさほど高くなく、保有有価証券で大きな含みを持つ、などの条件を当てはめると、首都圏や地方中核都市の地銀複数行が浮上する。 まずは京都銀行を中核とする京都フィナンシャルグループ（5844）。3月末の株式の含み益は1兆円弱に達しており、保有債券の評価損があまり気にならないほどだ。7月に入って最高値をとったがPBR（株価純資産倍率）はなお0.7倍台だ。 また、千葉銀行（8331）や、静岡銀行を中核とするしずおかフィナンシャルグループ（5831）も最高値に接近しているが、PBRはなお1倍を割る。 さらに、横浜銀行を中核とするコンコルディア・フィナンシャルグループ（7186）や八十二銀行（8359）も含み益の大きい銀行。八十二銀行は傘下の長野銀行の業績不振があっても、PBR0.4倍台は評価不足だ。 　※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。