広島・九里のFA人的補償は? オリックスのプロテクトリストを徹底予想(6)”当落線上”と目される野手は?
広島東洋カープから海外フリーエージェント(FA)権を行使した九里亜蓮が、オリックス・バファローズへの移籍を決断した。九里はFA制度においてBランクに該当するとみられており、広島はオリックスに「金銭補償のみ、または人的補償の選手1名+金銭補償」を求めることができる。ここでは、オリックスのプロテクトリスト28人を予想した。
“当落線上”と目される野手は…?
今季はBクラスに沈んだが、リーグ3連覇を成し遂げただけに実績豊富な選手が多く、やむなくリスト外となった選手も存在する。ここでは、プロテクト当落線上に位置すると思われる野手を取り上げたい。 ■西野真弘 今季は二塁や三塁を主戦場に89試合に出場し、打率.300の好成績を残した西野真弘。 2018年以降は出場機会を減らしていたが、今季はいぶし銀の活躍を見せた。 だが、広島は現役ドラフトで山足達也を指名していること、西野が来季で35歳となることも考慮して、プロテクト外とした。 ■福田周平 長らくレギュラーとしてチームを支えてきた福田周平だが、近年は低迷したシーズンを過ごしており、プロテクト外とした。 2021年、2022年はリードオフマンとしてリーグ優勝に貢献したが、昨季は36試合の出場にとどまり、打率.191と低迷。 今季も69試合の出場で打率.232、1本塁打、13打点、7盗塁と振るわなかった。2025年で33歳を迎えるだけに、厳しい立場に置かれている。 また、広島は秋山翔吾や野間峻祥など、左打ちの外野手が多い。福田が補強ポイントから外れることも、プロテクト外と予想する理由の1つだ。
ベースボールチャンネル編集部