ミス・インターナショナル日本代表 植田明依はバスケ部顧問の現役教師 体型維持の秘訣は「実家でとれた白米で和食中心」
── それは生徒も注目しますね!大会の準備をしながら教師との両立は大変そうです。 植田さん:もともと平日5日の勤務で担任も持っていたんですが、大会への出場を決意してからは、準備の時間がたりなくなってきました。そこから非常勤講師として週2日の勤務に変えてもらったのですが、家庭科は各クラス週に1回なので、まとめて入れてもらっています。他の先生も優しい方ばかりで。「やりたいことを全力でしてね!応援しているよ」と声をかけていただいて。
ただ、3月末でいったん教師の仕事はお休みして、世界大会の準備に専念する予定です。それでも「いつでも戻ってきていいよ」と言ってくださっているので、本当にありがたい環境です。
■食生活は地元のものを中心に ── 体型維持のために、食生活で気をつけていることはありますか。 植田さん:ブームのものはあまり試していなくて、和食中心です。朝は白米にお味噌汁とタンパク質の卵や納豆、それにお野菜、果物も摂るようにしています。ビタミンがたりないと体の調子が崩れて行くので意識してとるようにしています。
実家が兼業農家なので、父が作ったお米を食べています。とっても美味しいんですよ。近所の方が作られた新鮮な野菜をお裾分けしていただくことも多くあります。 栄養素だけを考えて食事を摂る方もいらっしゃいますが、食事はひとつの楽しみでもあるので、視覚も心も満たされるものであってほしいです。 ── 高校生くらいの年齢だと、ダイエットに意識が向いている子も多そうですね。 植田さん:SNSなどの影響もあり、痩せる必要がなくてもダイエットしなきゃ!と言っている生徒は多いです。SNSの使い方については、「誰かと比べるのもいいけど、現実を生きているんだから、携帯の中で生きないようにね」と、ことあるごとに伝えています。
栄養や食事について伝える立場なので、過激なダイエットはできませんし、生徒の前で絶対に痩せたいというような言葉は使わないようにしています。若いときのダイエットは将来的に骨などへの影響もありますので、食事と運動で健康的に理想の体になれることを伝えていきたいと思っています。 自己肯定感が上がるような声かけを意識していますね。高校生はだいぶ大人に近いのですが、社会に出た際により良い人間関係を築いて自分が望む方向に生きていけるようにというところを指導の軸に置いて、生徒と向き合っています。
PROFILE 植田明依さん 2024ミス・インターナショナル日本代表。1998年生まれ、25歳。熊本県宇土市出身。現在は家庭科非常勤講師として熊本県内の私立高校に勤めながら、モデルとしても活動。趣味はスポーツ観戦・旅行・器集め。 取材・文/内橋明日香 写真提供/植田明依
内橋明日香