【石川地震】「建物の中にいたくない」 高台の駐車場に多くの車 ガソリンスタンドでは給油制限も
石川県七尾市の中心部から車で30分ほど北に位置する中島町も非常に揺れが強かった地域で、2日午前6時ごろも地震は続いています。 こうした中、七尾市の道の駅「なかじまロマン峠」には約70台ほどの車が止まっています。エンジンをかけた状態で止まっていて、車中泊をされています。 東京からの帰省中に地震に見舞われたという方は「近くをドライブしていたが、津波警報を聞いて高いところ逃げなければと思い、この道の駅にきた」と話しました。 避難された方によりますと、中にはパンクをしている車も数台あるということです。 この道の駅に繋がる道の中でも、アスファルトに亀裂が入ってめくれ上がり、30センチほどの段差があるなど道路状況が悪く、そういった道を走ってきたからパンクをしたんではないかと話していました。 穴水町へ向かう道は寸断されているということで、多数の消防車両も行っては引き返すというような光景が見られました。午前6時現在は信号が青になっていて、もしかしたら道が通じたのかもしれません。 穴水町から来たという60代の男性は、孫と一緒に入浴中に強い揺れに見舞われ「浴槽の水が縦に揺れた」と、恐怖とともに語っていました。「もう建物の中にはいたくない」ということで、避難所ではなく車中泊を選んだということです。 近くのガソリンスタンドでは、給油の列ができていました。場所によっては、「1回当たり10Lまで」といった給油制限を設けているようです。 また、「とにかく食料がない」「携帯電話を充電したいが、電源もない」ということで、この道の駅を離れて金沢の親戚や友人の家に身を寄せようかと話す人もいました。
ABCテレビ