50代 一生、自分の足で歩くために。習慣にしたい「2つのこと」
足寿命を延ばすためには、正しい習慣を身につけることが重要。歩くときの正しい足運びと靴選びについて足病医療の菊池 守先生が伝授。 50代から起こりやすい「カラダの不調」
歩くときの正しい足の動きをマスターする
「歩くときの足運びが正しくないと、どこかしらに負担がかかり、“アシ”のトラブルが起きやすくなります。正しい足運びを覚えて、歩くときに意識してみてください」
1.左足を一歩前に出し、かかとから着地する。
2.前に出した左足の裏全体で地面をとらえる。
3.体重を前に移動させ、体を前に押し出していく。
4.右足を前に出し、かかとから着地。左足は地面から離す。
靴選びは、足への優しさファーストで!
アシ寿命を延ばすために大切なのが靴選び。「靴は足長だけでなく、自分のつま先の形に合ったものを選ぶのがポイント。自分の足のタイプをチェックしてみましょう」。
(ギリシャ型) 人さし指が親指より長いタイプ。つま先を頂点に左右対称のカーブを描くラウンド型の靴が合う。
(スクエア型) 親指と人さし指の長さがほとんど同じ。この場合はつま先が四角いスクエア型の靴が合う。
■そのほか、ここもチェック! ・自分の足のサイズに合っているか ・かかとがしっかりしているか ・足指のつけ根の部分で指が曲がるか ・靴底が硬く、しっかりしているか ・歩いてみても違和感がないか ・つま先に1~1.5㎝のゆとりがあるか
すでにある足のゆがみは、インソールで矯正
「足にトラブルがある場合は、医療機関でアーチを整えるインソールを作って靴に入れるのがおすすめ」。市販のアーチを整えるアイテムを利用してもOK。
■医療機関で、ピッタリなものをオーダーメイド こちらは菊池先生の下北沢病院で処方されている医療用インソール。「市販のものと違い、症状に応じて医師が処方し、装具士がその人の足に合わせて作成します。アーチの矯正をするため硬めのインソールを用います。保険適用となる場合とならない場合があります」。