天理大はコールド負け 青学大の勢いに屈し10失点/大学野球選手権
全日本大学野球選手権第5日(15日、青学大10-2天理大、準決勝、神宮)天理大は青学大に2-10で八回コールド負けを喫し、準決勝敗退となった。 先発した長尾は一回に守備のミスも絡んで2死一、二塁のピンチを背負うと、4番・西川の3ランで先制を許した。その後も相手打線の勢いを止められず、4投手が計13安打を浴び10失点。三幣監督は「雰囲気にのまれた。守備のミスと打撃のミスが重なって、自分たちの野球はできなかった」と悔やんだ。 0-8の四回には天野、石飛の連打と四球で1死満塁のチャンスを作り、代打・藤沢の適時打と内野ゴロで2点を返したが、八回に2点を奪われ、力尽きた。 1回戦、2回戦で大会タイ記録となる7打席連続安打を放った4番・石飛は、3打数1安打1四球。打率・571のハイアベレージを残したが、試合については「(相手投手の)球の切れが良くて狙い球がいまいち絞れなかった。納得いく内容ではなかった」と涙を見せた。 天理大は10回目の出場で初の4強入り。初めて見た準決勝の景色は今後への経験値になる。 (萩原翔)