最悪の契約に…MLB、不良債権と化した大物(3)単年は輝きを見せたが
メジャーリーグの世界では、球界屈指の活躍を見せる選手の超大型契約が度々話題となる。長期契約を結ぶことにより、主力の流出を防ぐメリットがある一方で、年俸に見合う活躍ができなければ、不良債権と化してしまうデメリットも存在する。そこで今回は、大型契約を結ぶも期待外れとなったメジャーリーガーを紹介する。
パトリック・コービン(ワシントン・ナショナルズ)
・ポジション:投手 ・投打:左投左打 ・身長/体重:193㎝/101㎏ ・生年月日:1989年7月19日 移籍1年目に世界一に大きく貢献したパトリック・コービンだが、以降は大きく成績を落とし、不良債権と化している。 アリゾナ・ダイヤモンドバックス時代には、3度の2桁勝利を記録。2018年には開幕投手を務めるなど、エースとして活躍したコービン。 同年オフに6年1億4000万ドルの大型契約でワシントン・ナショナルズに移籍した。 移籍1年目は33試合(202回)を投げ、14勝7敗、防御率3.25の好成績を残し、球団初となるワールドシリーズ制覇の原動力となった。 しかし、その後は成績が急降下。2021年は9勝16敗、防御率5.82と大きく負け越すと、翌2022年には6勝19敗、防御率6.31とさらに数字が悪化した。 開幕投手を任された今季も10勝15敗、防御率5.20。2桁勝利こそ挙げたものの、契約に見合った成績とは言い難い数字に。来季こそは勝ち越して汚名返上を果たしたいところだ。
ベースボールチャンネル編集部