今夏は全国的に高温傾向、気象庁予想 ラニーニャ現象が影響か
今年の夏は平年を超える暑さとなりそうだ。気象庁は21日、向こう3カ月の長期予報を発表し、6~8月は全国的に平年より高い気温となることが予想されるとして、熱中症への対策を呼びかけた。 気象庁によると、平均気温が平年より高まる確率が全国で50~70%と見込まれるという。大きな要因は、発生する可能性が高まっているとされるラニーニャ現象だ。南米ペルー沖の赤道付近で海面水温が低くなる現象で、真夏に発生した場合は、高気圧の北への張り出しが強まり、全国的な高温傾向が見込まれる。 一方でインド洋の海面水温が高くなった場合には、高気圧の張り出しを弱めて日本の暑さを緩める可能性もあるという。
朝日新聞社