契約フリー藤田さいきの14本 「Qi10」に「Xフォージド」“いいとこどり”セット
◇国内女子◇ダイキンオーキッドレディス◇沖縄・琉球GC◇6595yd(パー72) クラブ契約フリーとなって久しい藤田さいき。契約のしばりがないため、彼女が選ぶモノは“本当にイイもの”と思えてしまう。開幕戦でスタメンの座を勝ち取った14本を見てみよう。 【画像】2024年も激闘続く クモとAIの「△パター戦争」 ドライバーは、2022年「大王製紙エリエールレディス」で11年ぶりの優勝を遂げたときに使用していたピンの「G430 MAX」を継続。同社話題の新作「G430 MAX 10K」ではないが、そちらも漏れなくオフに試した様子。藤田の関係者によれば「非常にいいところまでいったんですがね…」と最終選考からは漏れたものの、今後投入の可能性は残しているようだ。
一方で、3Wには新しいヘッドが入った。ヤマハの「RMX VD」からテーラーメイドの「Qi10 TOUR(ツアー)」に。重心の位置を前側にし、強い球でグリーンを攻める。
そしてアイアンも、2年前の優勝時から使用してきたピンの「i230」を、キャロウェイの新作「X FORGED STAR(フォージドスター)」にスイッチ。契約選手の間でも評判が良く、西村優菜、藤田光里らが早速替えていた。契約外の藤田が使うのは、モノがいい証拠だろう。
ウェッジとパターは昨年から継続。パターはロッシーのネックが長いモデルやAi ONEフェースを試すなど、毎週のようにいろいろテストはしているが、結局このスラントネックの「ホワイト・ホット OG ロッシー S」に落ち着いている。
使い慣れた良いものは残し、新しくて良いものを入れて新陳代謝を図る。まさにメーカーの垣根を越えた、バランスの取れた14本。そんなクラブ選びの妙は、我々アマチュアにとっても大いに参考になるだろう。
<藤田さいきのクラブセッティング> ドライバー:ピン G430 MAX(9度) シャフト:日本シャフト NSプロ レジオ フォーミュラ MB+ 55(硬さS、長さ45.5インチ) フェアウェイウッド:テーラーメイド Qi10 TOUR(3番15度) シャフト:日本シャフト NSプロ レジオ フォーミュラ MB+ 55(硬さS) ユーティリティ:ピン G430(3番19度、4番22度) アイアン:キャロウェイ X FORGED STAR(5番~PW) シャフト:日本シャフト NSプロ 950GH neo (硬さS) ウェッジ:キャロウェイ JAWS RAW(50度、54度、58度) シャフト:NSプロ MODUS3 WEDGE105 パター:オデッセイ ホワイト・ホット OG ロッシー S ボール:ブリヂストン ツアーB X