マカオ歴史市街地区にあるモンテの砦から望む町並み（資料）＝2020年4月本紙撮影

　マカオ政府統計・センサス局は10月29日、今年（2024年）9月及び1～9月の対外商品貿易統計を公表。 　今年1～9月の貿易総額は前年同時期から8.4%減の1052.0億パタカ（日本円換算：約2兆0152億円）だった。輸出総額は5.0%増の99.9億パタカ（約1914億円）で、このうち再輸出が6.2%増の88.7億パタカ（約1699億円）、マカオ製の製品の輸出が3.9%減の11.2億パタカ（約215億円）。輸入総額は9.6%減の952.2億パタカ（約1兆8240億円）となり、貿易赤字は106.2億パタカ（約2034億円）縮小の852.3億パタカ（約1兆6326億円）に。 　今年1～9月の輸出先別では、香港が0.3%増の70.0億パタカ（約1341億円）、EUが39.9%増の1.7億パタカ（約33億円）だった一方、中国本土は13.3%減の5.9億パタカ（約113億円）、米国が36.1%減の2.3億パタカ（約44億円）。品目別では、紡績品・衣料が13.5%増の11.7億パタカ（約224億円）、非紡績商品についても4.0%増の88.2億パタカ（約1690億円）。 　輸入品の原産地別では、中国本土が2.9%減の284.1億パタカ（約5442億円）、EUが17.0%減の280.7億パタカ（約5377億円）、日本が4.9%増の67.3億パタカ（約1289億円）。輸入元別では、香港が13.1%減の742.9億パタカ（約1兆4231億円）、中国本土が4.3%増の158.4億パタカ（約3034億円）。品目別では、消費財が15.3%減の679.1億パタカ（約1兆3009億円）。このうち食品・飲料が11.5%減の160.8億パタカ（約3080億円）、衣料品・靴類が4.4%減の93.1億パタカ（約1783億円）、ゴールド製ネックレスが27.2%減の76.9億パタカ（約1473億円）。このほか、燃料・潤滑油は13.9%増の60.5億パタカ（約1159億円）、携帯電話は28.9%減の25.9億パタカ（約496億円）、建築資材は29.3%減の15.9億パタカ（約304億円）。 　今年9月単月では、輸出総額が前年同月から14.1%減の10.0億パタカ（約192億円）。再輸出は14.9%減の8.6億パタカ（約165億円）で、このうちジュエリー・ネックレスとカジノ用製品がそれぞれ51.1%、45.9%減、旅行用品・ハンドバッグと酒類はそれぞれ41.8%、19.9%増。マカオ製の製品の輸出は8.9%減の1.4億パタカ（約27億円）となり、このうち衣料品とコンフェクショナリーがそれぞれ55.9%、37.3%減、医薬・有機化学製品と銅・銅製品がそれぞれ23.7%、7.0%増。輸入総額は10.5%減の105.1億パタカ（約2013億円）。このうちゴールド製ネックレス、コスメ・スキンケア用品、腕時計がそれぞれ42.0%、38.1%、22.3%減、カジノ用製品、小型車はそれぞれ80.6%、19.5%増。単月の貨物貿易赤字は95.1億パタカ（約1821億円）。