少女に性的な動画の撮影要求・送信させた疑いで小学校教諭逮捕、臨時の校長会「高い倫理観もって職務に」
少女に自身の性的な動画の撮影を要求し、送信させたとして大分市の小学校教諭の男が性的映像送信要求と不同意わいせつ容疑で逮捕されたことを受け、大分県臼杵市教育委員会は19日、臨時の校長会を市役所で開いた。各小中学校に対し、20日に再発防止に向けた研修を開くよう求めた。 【写真】鹿児島県警察本部
鹿児島県警の発表などによると、教諭は大分市上宗方の容疑者(37)。昨年10月上旬から中旬にかけ、SNSで知り合った鹿児島県内の少女が16歳未満だと知りながら、携帯電話で性的な動画や画像を撮影して送信するよう要求して送信させ、わいせつな行為をした疑いが持たれている。18日、同県警に逮捕され、19日に鹿児島地検に送検された。
市教委によると、容疑者は2020年4月から市内の小学校に勤務。23年4月から市内の小学校に籍を残しながら県教職員組合(大分市)に勤めている。
この日の会合には、小中学校計18校の校長らが出席。市教委が経緯を説明した後、各校で研修を行い、児童生徒とのSNSでのやり取りの禁止といった服務規律を徹底するよう求めた。
安東雅幸・市教育長は「大変遺憾で重く受け止めている。高い倫理観をもって職務に専念するよう指導してほしい」と話した。