春の息吹…黄色くかれんな花、マンサクが見頃 福井市の一乗谷朝倉氏遺跡
福井県内は2月14日、南から暖かい空気が流れ込んだ影響で、全10観測地点で今年最高気温を記録した。福井地方気象台によると、各地の最高気温は美浜町19・6度、小浜市19・2度、敦賀市19度、坂井市三国町と同市春江町は18・6度でいずれも4月下旬並みの暖かさとなった。福井市は4月中旬並みの18・9度だった。 【写真】南北1.8キロの間に遺構が丸ごと残っている一乗谷朝倉氏遺跡 陽気に誘われるように、福井市城戸ノ内町の一乗谷朝倉氏遺跡では、春の訪れを告げるマンサクの花が見頃を迎え、観光客らをもてなしている。 マンサクは、一乗谷川沿いに点在。細いリボンのような、黄色くかれんな花を咲かせている。朝倉氏遺跡保存協会の岸田清会長によると、今年は1月下旬ごろから咲き始めたという。 健康のためウオーキングを楽しんでいた近くの男性(75)は「花から生命力を感じ、良い香りもあって、もう春だなと実感する」と話していた。
福井新聞社