自律反発一巡後も値上がり期待、アフターコロナ関連5銘柄
ワクチン接種率のペース加速で旅行など「アフターコロナ関連銘柄」への期待感も高まっている(写真:adigosts/PIXTA)
日経平均株価は春から夏にかけて、史上最高値を更新するNYダウ平均株価を横目に、冴えない低空飛行が続いた。その背景としては、やはりワクチン接種の遅れが挙げられる。 ワクチン接種の進展とともに経済再開への期待が高まったアメリカ市場に対し、ワクチン接種で出遅れた日本では、経済活動の制限が続いて投資家心理が冷え込んだ。ワクチン2回の接種率は、アメリカでは4月初旬に20%を超えたが、日本では7月半ばにようやく20%を超えた。接種率20%という水準では、日本はアメリカにおよそ3カ月の後れを取っていた。 だがその後、日本のワクチン接種ペースが加速して、接種率でついにアメリカを上回った。そして、ワクチン接種率の50%超えとほぼ時を同じくして新規感染者の数が明らかな減少傾向を示し始めて、経済活動再開に向けての期待も徐々に高まってきた。
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有沢 正一