スタッフ一斉辞職のAnnapurna、『SILENT HILL: Townfall』の開発は継続すると発表

スタッフ一斉辞職のAnnapurna、『SILENT HILL: Townfall』の開発は継続すると発表

Annapurna Interactiveが、KONAMIとNo Codeとともに『SILENT HILL: Townfall』の開発を継続していくことを改めて明らかにした。 「SILENT HILL: Townfall」画像・動画ギャラリー 先月、Annapurna Interactiveの全従業員25名が一斉に辞職したことを受け、ファンの間では『SILENT HILL: Townfall』など、販売予定および共同開発中のゲームの先行きについて懸念する声が上がっていた。 『SILENT HILL: Townfall』は、Annapurna Interactiveと、SFアドベンチャー『Observation』やホラーアドベンチャー『Stories Untold』を手がけたNo Code Studios、そしてKONAMIが共同制作する作品として2022年10月に発表された。発表にあわせて、モノクロで映し出された波（終盤には真っ赤に）や、携帯テレビへゆっくりとズームする映像、聞き手にそこにいる理由を尋ねる声といった不安を掻き立てるティーザーも公開されている。 当時、No Codeのクリエイティブディレクターを務めるジョン・マッケランは、「原作を尊重しつつ、少し違うこともしている」と述べていた。ところがまだ詳細は明かされておらず、2年が経過した今、Annapurnaで起きた問題が注目を集めたことから開発に対する懸念が高まっている。 だが今回、Annapurnaは懸念を生じさせたことについて謝罪するとともに、『SILENT HILL: Townfall』の開発をKONAMIおよびNo Codeと共同で継続していくことをXで改めて表明した。 とはいえ、現時点で発売日は未定で、新たなトレーラーも公開されていない。 Annapurnaは本作のほかにも、音楽アドベンチャー『The Artful Escape』で知られるBeethoven & Dinosaurが開発する『Mixtape』の販売を控えているほか、映画『ブレードランナー 2049』の前日譚を描く『Blade Runner 2033: Labyrinth』の開発などを行っている。 なおIGN USの報道によると、Annapurnaでは、小規模なリーダーシップチームが40本ほどあるプロジェクトに必要な支援を確保するために必死に取り組んでいる一方で、同社の提携企業らは開発のさまざまな段階に置かれ、次の展開が不透明な状況にあるようだ。