『16歳の大器』香川友がツアーデビュー “ジャンボ尾崎”の教えを胸に「いつも通りにやれれば」
<ACNチャンピオンシップ 事前情報◇2日◇三木ゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6993ヤード・パー71> 西郷真央もやっていた! ジャンボ邸のきっついトレーニング【写真】 今年3月、史上最年少(15歳7カ月)でのプロ転向を発表した香川友。あす3日(木)に開幕する「ACNチャンピオンシップ」に主催者推薦で出場。レギュラーツアーデビュー戦を飾る。 ツアーにおける日本国籍のプロ最年少出場記録更新となるが、「いつも通りにやれればスコアは勝手についてくると思うので、いつも通りやれればと思う」と、緊張は特になく落ち着いている。 香川は今年の2月にジャンボゴルフアカデミーで行われた『ジャンボ尾崎セレクションISPS』を受験。300ヤード超のドライバーショットを披露して、“ジャンボ軍団”入りを決めた。 「今は10日に1回ぐらいジャンボさんのところに行っています。色々細かく重点的に教えてもらってるので、本当にありがたいです」。トレーニングではタイヤ引きなどを行い、下半身を強化。昼食をともにしながら、ジャンボから教えを受けている。 現在の身長は176センチ、105キロと伸び盛りの16歳。ドライバーに自信を持つものの、今後はウェッジの精度を高めていきたいという。「ジャンボさんに教えてもらったこととかをやりながら、ウェッジでいろんな技をやることが好き」。目標とする選手は松山英樹やフィル・ミケルソン(米国)など、ウェッジの名手たちだ。 「最終的にはアプローチとパターなので、そこを高めていかないと上位にはいけないと思う。いろんな技を学んで練習したいです」と冷静に分析。「まずは予選通過することと、通ったら上位を目指していけたらいい」。デビュー戦でも力まず、いつも通りのゴルフを目指す。(文・神吉孝昌)