アース・モンダミンカップ18番の「ダイヤモンドボックス」席に潜入! 接客はJAL、料理は椿山荘という超VIPサービスのお値段とは?
VIP席は昔から存在したが年々豪華になっていった
国内女子ツアー「アース・モンダミンカップ」が開催中(6月20~23日)のカメリアヒルズCC(千葉県)。最終18番のグリーン周りには、一般客が入場できるスタンド席のほかに、「ダイヤモンドボックス」というVIP席が存在する。気になる建物の内部に潜入した。 【写真18枚】セレブすぎてヤバい! これがアース・モンダミンカップ18番の「ダイヤモンドボックス」席だ!
エントランスを入ると協賛3社のロゴがお出迎えしてくれる。衛生環境を花王が、スタッフを日本航空が、通信設備をソフトバンクがそれぞれ担っているという。
建物は2棟に分かれており、正面の大きいほうがA棟となる。A棟は2階建てで1階は密室構造。透明なアクリル板で外と隔てられており、エアコンも完備されていて、快適な環境と最高のロケーションから締めくくりのプレーを観戦できる。
グリーンの周りには収音マイクが設置され、室内のスピーカーから外の音が聞こえるようになっており、カップインの音もしっかり響き渡る。「ホテル椿山荘東京」のプロデュースで、寿司やローストビーフなどの食事、ワインなどアルコール類も提供される。
グリーン右側に設置されているB棟は、オープンテラスの平屋建てとなっている。建物後方には前年まではなかったテラスが設置され、海外のゴルフ場のような雰囲気を作り出している。そこから16番のグリーンや17番のティーイングエリアを間近に見渡すことができる。
アース製薬株式会社・管理本部の中嶋大さんは「以前は1棟でしたが、23年大会からB棟が設置され、今年からオープンテラスになり、後方にもテラスが設置されました。毎年さまざまな要素が追加されていき、いつの間にかこんなに豪華になりました」と経緯を説明する。
優勝争いを盛り上げるためにコース改修
実はこの「ダイヤモンドボックス」から見渡すことができる17番(パー4)と18番(パー5/517ヤード)は、前年大会から大きく改修が施された。17番はティーイングエリアを大きく下げたことで前年の347ヤードから410ヤードに63ヤード距離が伸びた。 18番のグリーンは一度取り壊され丸っきり生まれ変わった。形状が横長から縦長になり、手前半分は受けているように見えるが、半分から奥の面が進行方向に向かって傾斜している。さらにその先にこぼれたボールが集まるコレクションエリアとなっている。