TSMC熊本工場で使う材料や備品「国内調達率が初期で50%」…運営子会社社長が供給網見通し言及
台湾積体電路製造(TSMC)熊本工場の運営子会社JASMの堀田祐一社長は16日、同工場で使う材料や備品を調達する供給網について、「国内調達率が生産(開始の)初期段階で50%となる」との見通しを明らかにした。供給企業の国内への切り替えが順調に進んでいるためで、JASMは調達率をさらに高める意向だ。 【動画】TSMC熊本工場で開所式…熊本県菊陽町
福岡市で開かれた「九州・台湾クリエイティブカンファレンスin福岡」で講演し、言及した。
国内調達を進めているのは、半導体製造に使う薬品やクリーンルーム内の備品といった「間接材」と呼ばれる製品やサービスで、JASMは50%以上を目標に掲げていた。
年内の量産開始を予定している同工場を巡っては、九州・山口・沖縄の13地方銀行が日台の大学などと協力し、地場企業の供給網参入に向けた支援も始めている。