このままでは「未来の天皇」の立場が危ぶまれる…宮内庁と元警視総監が本気で動き出した、紀子さま「包囲網」大作戦
次々と凄腕が送り込まれた
その代表的な人物こそ、今年2月に皇嗣職大夫に就任した元警視総監の吉田尚正氏(63歳)だ。 灘校、東大を経て警察庁に入庁した吉田氏は、福岡県警本部長時代に「工藤会壊滅作戦」を指揮したことで知られるバリバリの武闘派。どんな難局にあっても顔色一つ変えず、的確に淡々と指示を出すことから、警察庁時代の部下たちからは「仕事の鬼」と畏敬の念を抱かれていた。 「皇嗣職大夫は秋篠宮さまご一家の事務・広報全般を統括する、最重要ポストです。吉田氏の前任である加地隆治氏も警察キャリアでしたが、紀子さまにまったく意見を言うことができず、皇室担当記者の間では『まるで子供の使いだ』と揶揄されていました。 宮内庁としては、この状況を何とかしなければ秋篠宮家の人気回復はありえないとし、吉田氏に白羽の矢を立てた。吉田氏は民間に勤めれば皇嗣職大夫の数倍の給与をもらえたはずですが、同じく元警視総監で宮内庁長官の西村泰彦氏に直々に口説かれ、重責を背負う覚悟を決めたそうです」(宮内庁担当記者) 「包囲網人事」は吉田氏だけではない。4月1日付の人事では、宮内庁内で「報道のエキスパート」と呼ばれる人物も秋篠宮家に送り込まれた。 「皇嗣職宮務官に就任した工藤茂宣氏です。これまで、宮務官には警察庁からの出向者を起用するケースが多かったですが、工藤氏は『宮内庁総務課報道専門官』を長く務めてきた。報道のプロであるうえ、宮内庁の意も汲むことができる人物として期待されている。今後、会見や報道対応は、吉田氏と工藤氏の主導で行われていくことになるでしょう」(同前) 宮家内での孤立を肌で感じ、その焦りがあるからこそ、紀子さまは体調不良からの回復にも時間がかかっているのかもしれない。 そんな紀子さまに追い打ちをかけるような「心痛の種」が、実はあった――。 つづく後編記事『体調不良の原因か…紀子さまの心痛の種になっている「小室圭さんが無職」になる可能性』では、いま起きている「危機的な状況」について、詳しく報じます。 「週刊現代」2024年4月27日・5月4日合併号より
週刊現代(講談社)