リオン武が約4年5カ月ぶりの試合で復活勝利「意味のある大会、意味のある対戦相手だったらまたやりたい【修斗】
プロフェショナル修斗公式戦「MOBSTYLES presents FIGHT&MOSH」(12月2日、東京・豊洲PIT)で元修斗世界フェザー級王者のリオン武(RISING SUN)が約4年5カ月ぶりの試合に臨み、内藤太尊(roots)にTKO勝ちを収めた。 リオンは2000年代に2度、世界フェザー級王座を獲得。2011年の大晦日にはDREAMフェザー級王者の高谷裕之に挑戦するも判定負けを喫し、そこから試合のペースが落ち、2018年には3試合に出場も斎藤裕、朝倉未来に敗戦。今回は2019年にデュアン・ヴァン・ヘルフォートに敗れて以来の試合だった。 1R、ともにオーソドックスの構え。スタンドでの探り合いからともにローを当てていく。内藤がスイッチを繰り返しチャンスをうかがう。内藤の左フックを交わしたリオンが組み付きテイクダウンに成功。しかし内藤はケージににじり寄り立ち上がる。残り30秒でリオンが左ジャブで飛び込んでからパンチを連打。押し返す内藤を組み止めるとそのまま右のパンチを連打。
2R、圧をかける内藤。内藤のパンチにリオンは右ロー。内藤の蹴りに合わせてローを放つリオン。圧を強める内藤。前に出る内藤にリオンは左ジャブから右ストレートをカウンター。これでぐらついき背中を向けた内藤を追って追撃の右フックを2発。ダウンした内藤に追撃のパウンドを連打したところでレフェリーが試合を止めた。 リオンは試合後のマイクで「もう試合をするのは無理かなと何度も思って、何度もあきらめたんですけど、今回はモブスタイルの田原さんの興行で何とか力になりたいと思って。また大尊という素晴らしい選手と対戦させていただき、本当に皆さんの応援に背中を押されてここに立てました。ありがとうございました。“また頻繁に試合をします”とは言えないんですけど、こういう意味のある大会、意味のある対戦相手だったらまたやりたいと思いますので、その時はよろしくお願いします」と今後も現役を続けていく姿勢を見せた。