「エーモン パープルセーバー モト」はバイク専用の超小型LED停止表示灯! 道路交通法施行規則に適合、三角表示板代わりに使える
「エーモン・パープルセーバー モト」は道路交通法施行規則に適合、三角表示板代わりに使える
クルマを運転するドライバーはご存知のことと思うが、高速道路上でやむを得ず緊急停車する際には、三角表示板などの停止表示器材で後続車へ故障車の存在を知らせる義務がある。これに違反すると、違反点数1点/反則金6000円という罰則があるので、トランクに三角表示板を積んでいるのが常識だ。 【画像9点】「エーモン パープルセーバー モト」を写真で解説「道路交通法施行規則に適合、三角表示板の代わりに使える」 実は高速道路を走れる125cc以上のバイクにも同様の罰則があり、後続車へ危険を知らせる義務がある。車両の信頼性が高い現代のバイクでも、ガス欠やパンク、事故などによって意図せず緊急停車する可能性がある。 高速道路上で故障車両表示義務違反とならないため……というのもさることながら、一般道でも緊急停車時に安全を確保するため、バイクも停止表示器材の携行が望ましい。同行する仲間のトラブルや、たまたま遭遇した事故の救護でも二次被害を防止する面でも役立つはずだ。 とはいえ、実際に三角表示板を積載するのは困難で、緊急時に備えて発炎筒を携行するライダーも存在する(*)。ただ、残念ながら5分程度しか使えない発炎筒はあくまで緊急時の初期警告にしか使えず、表示義務をクリアする器材と認められていないのだ。 このような厳しい状況のライダーに向け、エーモン工業から二輪車専用設計の停止表示灯「パープルセーバー モト」が発売された。これは先に発売された同種製品「パープルセーバー」を改良したもので、小型・軽量ながら道路交通法施行規則に適合。三角表示板と同等扱いされる表示器として、万一に備えることができる。 *編集部註:なお、クルマでは発煙筒は道路運送車両法により車載が義務となっており、装備していないと車検に通らない。
ミラーに巻きつけられるほど超コンパクトだが、高輝度LEDで夜間では約800m以上の被視認性
パープルセーバー モトの発光部は、基準で定められた200mの距離から容易に確認できる強い紫色の点滅。テールランプやウインカー、作業灯などの光源と誤認されにくく、確実に警告灯として存在感を放ってくれる。実際の視認距離は、昼間で約300m以上、夜間は約800m以上と基準値よりも高い性能を発揮。新採用するLED素子は本体が紫色発光するので、透過率の高いクリアレンズに進化している。 二輪車専用に小型化されたパープルセーバー モトのこだわりは、その装着方法にもある。先に発売されていた同種製品はクルマでの使用を前提にしているため、ボディに設置しやすいようマグネット方式を採用している。昨今のバイクではタンクが樹脂カバーで覆われている車種も多く、マグネットによる装着が困難なケースもある。しかも、転倒などで車体が正立していない状況も考慮すると、効果的な設置場所は特定しにくい。そこで発案されたのが、ミラーにベルトでマウントする方法だ。 バイクのミラーは停車状態なら高い位置に安定しており、もし転倒状態でも片側は地面より上の位置にある。鏡面は角度調整できるので、臨機応変に後方へ警告を発することができるのだ。 装着するベルトは柔軟で耐久性に優れたシリコンラバーを採用。簡単に例えれば、水中メガネのバンドと同じ方法でどんなミラーにもフィットするよう設計されている。エーモン工業は品質を確認するために耐候試験機も自社所有しており、厳しいテストも実施済みとのこと。ベルトが劣化して保持力がないとか、切れてしまうという不安を払拭している。