空き店舗活用「発想の転換を」 長野の商店街で見学会
「寂れた場所」を求める人たちもいる
建物の改修で新しい機能や価値を加える「リノベーション」に取り組んでいる男性は「どのような街でも必ずそこで何かをしたいという人は出てくる。仮にゴーストタウンになっても、そういう場所だからこそそこにアトリエが欲しいという画家や作家、音楽家などがいます。寂れた場所は逆にそういう人たちにとって“お宝”なんです」と、発想の転換が新しいにぎわいを生み出す可能性を指摘しました。 こうした意見を受けて、商工団体の関係者は「創業したい人と廃業したい人を結びつけるために商工団体がどう仲介役を果たすかが課題。私たちも努力したい」と話していました。 空き店舗見学会は県や各地の商店会などの協力で開き、2月の安曇野市に次いで今回が2回目。3月25日には同県辰野町で予定しています。
---------------------------------- ■高越良一(たかごし・りょういち) 信濃毎日新聞記者、長野市民新聞編集者からライター。この間2年地元TVでニュース解説