ビジネスローンは必ず借りられる? もし審査に落ちた場合、他にどんな手段がある?
個人事業主や法人に関係なく、手軽な事業資金としてビジネスローンの利用を検討している事業者は多いのではないでしょうか。ビジネスローンは借りやすいといわれていますが、誰でも簡単に利用できるわけではありません。審査に通らないということもあります。 今回は、審査に通らなかったときに考えられる一般的な理由や、手段などを紹介していきます。
ビジネスローンは審査に通りやすい?
ビジネスローンが審査に通りやすいといわれている理由として「総量規制に含まれない」「赤字決算でも借りやすい」「起業したばかりでも利用が可能」などがあげられます。 たしかに、起業時や赤字のときは事業資金の調達が必要になるタイミングです。そのようなときに借りることができないと、困る事業者は多いでしょう。総量規制から外されているのも、すでに借り入れがある事業者にとっては心強い部分です。
ビジネスローンの審査に通らないときに考えられる理由
もしもビジネスローンの審査に通らないとき、どのような理由が考えられるのか見ていきましょう。 ■信用情報機関に審査落ちしやすい記録がある 信用情報機関には、クレジットカードやカードローンの申し込みや利用をはじめ、借り入れに関するさまざまな情報が記録されています。審査の際、多くの金融機関が確認するのが信用情報機関です。そのため、滞納している返済があったり債務整理の記録があったりすれば、審査に通らない原因になります。 ■返済能力が認められなかった 融資をするかどうかを判断するうえで重要な決め手になるのは、返済能力です。ビジネスローンは「例外貸付け」として総量規制の対象にはなりません。それでも、他社の返済額が売り上げに対して多いなど返済能力に疑問を持たれれば審査に落ちる可能性も出てきます。 ■希望借入額が高すぎる 希望借入額も、審査結果を左右する要因です。通常、ビジネスローンは借入可能額の範囲が決められています。最高1000万円まで設定されているビジネスローンも少なくありません。だからといって、最高額で希望しても業績とのバランスによっては通らないこともあります。