北米で皆既日食、ナイアガラの滝も闇に包まれる 群衆は大歓声
北米の広い地域で8日、太陽が完全に月に隠れる皆既日食が観測された。米国とカナダ国境にあるナイアガラの滝には曇天にもかかわらず多くの人が観測に訪れ、夕暮れ前に雲が切れて30秒間「黒い太陽」が現れると大きな歓声が上がった。 今回の皆既日食はテキサス州など15州を、幅平均約185キロ、距離約4000キロにわたって縦断した。太陽が完全に隠れた時間は最長で4分28秒と、およそ2分42秒続いた2017年の皆既日食を上回った。 次に米本土で皆既日食が観測できるのは2044年。