宮田莉朋、IMSAのプレシーズンテストでRC F GT3をドライブへ。デイトナ24時間レース参戦の可能性も?
12月6日からIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のプレシーズンテストがデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで行なわれているが、そのエントリーリストに宮田莉朋の名前がある。 【動画】アンドレア・カルダレッリが、ランボルギーニのLMDhマシン”SC63”を解説 宮田がエントリーしているのは、GTDクラスのバッサーサリバン12号車。レクサスRC F GT3を走らせているチームだ。 走行は12月6日から計4日間予定されているが、初日のセッションはLMDh車両が走るGTPクラスとLMP2車両のみが対象となる。2日目となる7日にはGTD PROおよびGTDクラスも合流して、計10時間の走行が行なわれる。 3日目の8日はGTD PROおよびGTDクラスが走行。また、性能調整(BoP)を評価するためのパフォーマンス・バランス・テストも行なわれる。4日目はパフォーマンス・バランス・テストのための走行のみが許される。 宮田は、11月29日から3日間のFIA F2のテストをアブダビで行なったばかりだが、今度はアメリカに飛んでテストをこなすことになるようだ。 宮田にとってRC F GT3は、LM corsaからスーパーGTのGT300クラスに参戦していた2018年、2019年にドライブしていた馴染みのあるマシンだ。ただ、オーバルとオーバル内のインフィールドを利用したデイトナのコースには慣れが必要だろう。 宮田は2024年、F2とヨーロピアン・ル・マン・シリーズ(ELMS)に参戦する予定であるのは既報の通りだ。ただF2の開幕は2月末、ELMSの開幕は4月になってからとなっている。 そのため1月の19日~21日に事前テストが行なわれ、1月25~28日がレースウィークとなるIMSA開幕戦デイトナ24時間レースへの参戦は不可能ではない。 トヨタの先輩である小林可夢偉が連覇(2019~2020)した伝統のレースに、宮田が世界を目指す挑戦の第一歩として出場するのか。同じデイトナで行なわれるこのプレシーズンテストに参加したのも、その伏線ではないかと期待してしまうのは無理からぬことだろう。 またこのテストは、LMDh車両のランボルギーニSC63が公に走行する初めての機会ともなっている。
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