のん、「性格悪い」役に大満足 主演映画『私にふさわしいホテル』完成披露上映会「これから悪い役で天下取る」
女優・のん(31)が20日、東京都内で主演映画「私にふさわしいホテル」(堤幸彦監督、12月27日公開)の完成披露上映会に共演の田中圭(40)、滝藤賢一(48)、高石あかり(21)らと出席し、舞台あいさつを行った。 ◆のん、初ブラウンヘアーが「大人女子」【写真】 柚木麻子さんの同名小説が原作。不遇な新人作家中島加代子(のん)が権威としがらみだらけの文学界をのし上がっていくサクセスストーリー。 加代子が怒りのパワーをさく裂させる役柄とあり、のんは「へこまずに立ち向かっていくところが面白くてカッコ良くもあり、やってきた役の中で一番性格が悪いと思ってます。気持ち良かった!」と大満足。作品のテーマ、下克上にちなんで「性格悪い役がやりたくて、インタビューでも言いまくっていた。やっと来たか、という感じ。下克上しました」と声を弾ませ、「これから悪い役で天下を取っていきます!」と宣言した。 編集者・遠藤を演じた田中は、初共演ののんに対し「こちらも楽しかった。普段おしとやかでおっとりされてる。加代子になった瞬間、ワーッとなった。普段、どこにパワーをしまってるのか」と演技力を絶賛した。 また、加代子の因縁の相手で大御所作家役の滝藤は、のんと3回目の共演。のんの代表作でNHKの朝ドラ「あまちゃん」を挙げ「『あまちゃん』の時から変わらない。生まれたばかりの赤ちゃんの目。変わらないので驚きました」と父のような顔で語ると、のんは「うれしいですね」と笑顔を見せた。
中日スポーツ