優しい木目と質感温か、県産ブナのペン 山形・三益堂が開発・発売
文房具やオフィス機器など販売の三益堂(山形市、斎藤実社長)は、県産ブナを軸材に使ったボールペンとシャープペンを三菱鉛筆東北販売(仙台市)と共同開発し、8日に発売した。優しい木目が引き立つデザインとし、斎藤社長は「自然豊かな山形に思いをはせながら手に取ってほしい」と話す。 地元産木材を活用した商品開発は、スギ、ケヤキに続く第3弾。県内森林面積の2割を占めるブナを活用し、林業の活性化につなげる狙いもある。アイタ材木店(山形市)が飯豊連峰のブナを加工し、三菱鉛筆(東京)が製造した。 長さは共に約13センチ。幅広い年代が使えるシンプルなデザインで、温かみのある質感に仕上げた。それぞれ違った木目となっており、好みの一本を選ぶことができる。斎藤社長は「愛着を持って使ってくれるとうれしい」と話している。 価格は共に2970円で、彫刻名入れも可能(別途550円)。問い合わせは三益堂023(631)2820。