創作四字熟語、最優秀は「盗打随一」 大谷翔平選手の50-50
住友生命は17日、2024年の世相を表した「創作四字熟語」の入選作50点を発表した。最優秀作品には米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手がシーズン59盗塁、54本塁打を達成したことにちなみ「盗打随一」(当代随一)が選ばれた。 従来の四字熟語をもじって創作し、この1年を振り返る。9~10月にインターネットやはがきで募集し、2万4311作品が寄せられた。歌人の俵万智さんが審査員を務め、入選作を選んだ。 優秀作品には、米の品薄状態が続き、「店店枯米」(天手古舞(てんてこまい))▽石川県能登半島の地震や豪雨による「震労浸苦」(辛労辛苦)▽日銀のマイナス金利政策解除で「利子回生」(起死回生)▽米大統領選を争ったトランプ氏とハリス氏を漢字で表現した「虎針眈眈(たんたん)」(虎視眈々)――など9点が選ばれた。【妹尾直道】 2024年創作四字熟語の入選作品は以下の通り。 ◇最優秀 ・盗打随一(当代随一) ◇優秀(9点) ・利子回生(起死回生) ・群雄割都(群雄割拠) ・店店枯米(天手古舞) ・無言退職(無芸大食) ・震労浸苦(辛労辛苦) ・闇罪対策(犯罪対策) ・虎針眈眈(虎視眈々) ・騎士奮迅(獅子奮迅) ・将真賞米(正真正銘) ◇入選作品(40点) ・貯卒投信(猪突(ちょとつ)猛進) ・破新総誕(臥薪嘗胆(がしんしょうたん)) ・新紙一変(心機一転) ・郵重負担(優柔不断) ・被願賞受(悲願成就) ・初老偉業(諸行無常) ・地面師稼(四面楚歌(そか))など