「信頼回復に努める」“裏金問題”受けて釈明していた自民・細田議員 立憲民主党へのヤジが物議…ヤジで信頼回復はできるのか?
6月20日に開かれた衆院本会議でのヤジが物議を醸している新潟2区選出の細田健一衆院議員。 【議場騒然】“裏金問題”で戒告処分の自民・細田健一議員が立憲民主党にヤジ「お宅の党に酒を配った奴がいるだろ」 派閥の政治資金問題を巡り、自民党から戒告処分を受け、今年4月に会見で謝罪をしていた。当時の会見で何を話していたのか、振り返る。
謝罪会見は今年4月に…「派閥からの指示」と釈明
派閥の政治資金を巡る問題で不記載額が500万円以上だったとした戒告処分を受けた細田健一衆院議員。会見を開いたのは、今年4月に入ってからだった。 「改めて今回の問題により県民の皆様に深刻な政治不信が引き起こされていることについて心からお詫びを申し上げます」と冒頭で謝罪した細田議員。派閥からのキックバックを収支報告書に記載しなかった理由について「派閥からの指示だった」と釈明した。 「指示をおかしいとは思わなかったか」との記者の質問に対しては「正直疑問がなかったわけではないが、私の判断の甘さもあったが慣例でそうなっているということで…」と話した。
会見遅かった理由「文書で説明責任は果たしたと判断」
問題発覚後、高鳥議員が今年2月に釈明会見を開き、県連会長を辞任したのに対し、文書を1枚事務所が発表しただけで細田議員が自ら説明する機会はなかった。 これについては「文書発表させて頂いて、必要な説明責任はその時点で果たしたと自身が判断していた。遅きに失したんじゃないかという批判は甘んじて受け入れたい」と話した上で、議員辞職や離党については否定。信頼回復に努めるとしていた。
6月20日の本会議で、立憲民主党・長妻昭政調会長の発言中に「お宅の党に酒を配った奴がいるだろ!」とヤジを何度も発言していた細田議員。 こうした一連のヤジで国民の信頼は果たして回復できるのだろうか。