「まるで台風のよう」“線状降水帯”予測情報も発表 大気の状態不安定に 各地で大雨 国道32号では通行止めも
テレビ高知
28日の高知県内は大気の状態が非常に不安定となり猛烈な雨が降ったところもありました。大雨のピークは過ぎましたが、洪水警報が出ているところもあるほか、地盤が緩んでいる地域もあり、気象台は引き続き河川の増水や氾濫に警戒するよう呼びかけています。 【写真を見る】「まるで台風のよう」“線状降水帯”予測情報も発表 大気の状態不安定に 各地で大雨 国道32号では通行止めも 西日本の太平洋側を進む前線を伴った低気圧に暖かく湿った空気が流れ込み、28日の県内は大気の状態が非常に不安定となりました。 気象庁は28日あさ5時すぎ、「高知県内で線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性がある」と発表し、警戒を呼びかけました。 (徒歩で通勤) 「長靴を履いてきたので多少ぬれるなという感じ。上司からも(線状降水帯予測の情報)受けて通勤に気を付けて余裕をもって来てというのがあったので(情報は)ありがたい」 この雨で、県内では県中部と嶺北地域で大雨警報と洪水警報が発表されました。高知地方気象台によりますと降り始めからの雨量は香美市繁藤で330ミリ、高知市で249.5ミリなどとなっていて、香美市大栃では1時間に80.5ミリの猛烈な雨を観測。香美市繁藤では1時間に75ミリ、高知市では1時間に59.5ミリの非常に激しい雨となりました。 (京面龍太郎アナウンサー) 「つい今しがたから本当に大粒の強く叩きつけるような雨が降るようになってきました。ときおり強い横風も吹きまして『まるで台風のようだ』という声も聞かれました。本当に天気が荒れていることを肌で感じます」 この雨の影響でJR土讃線は阿波池田~土佐山田駅で運転を見合わせ、JR予土線は全線で運転を見合わせています。 (京都から帰省中) 「もともと高知にいて風や雨量が多いと特急が運休になるのはよくあったので、事前に雨雲を見て4、5日前に急きょバスに変更した。慣れていないと、県外から来る人はちょっとバタバタするかもしれない」 また、空の便でも全日空とFDA合わせて3便が欠航しました。 雨雲のかたまりは時間とともに東へと移っていきます。
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