元世界3位チリッチ「レベルに満足している」西岡良仁を破り1年半ぶり8強<男子テニス>
杭州オープン
男子テニスの杭州オープン(中国/杭州、ハード、ATP250)は21日、シングルス2回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している元世界ランク3位のM・チリッチ(クロアチア)が第8シードの西岡良仁を6-4, 6-1のストレートで破り、約1年8か月ぶりのベスト8進出を果たした。 【内山 靖崇vsチリッチ 1ポイント速報】 元世界ランク3位のチリッチは過去2シーズンにわたってけがに悩まされており、今年5月に2度目のひざの手術を敢行。先月のラファ・ナダル・オープン(スペイン/マナコル、ハード、ATPチャレンジャー)で約6ヵ月ぶりの公式戦復帰を果たした。 今大会では1回戦で世界ランク135位のZ・スヴァイダ(アメリカ)を5-7, 6-3, 6-0の逆転で破り、初戦突破。約1年8ヵ月ぶりのツアー白星をあげた。 2回戦、チリッチは32本のウィナーを決めファーストサービスが入った時に93パーセントの確率でポイントを獲得。1度のブレークを許すもリターンゲームでは4度のブレークに成功し1時間9分で勝利した。 男子プロテニス協会のATPは公式サイトにチリッチのコメントを掲載し「第1セットで(ゲームカウント)3-4でブレークダウンしたけど本当にいい試合だった。時には、ゲームをまとめるのに適切な瞬間を待たなければならない。全てがうまくいくとき。幸運にもブレークして立ち直り、第1セットを勝ち取った。その後、すべてがうまくいき始めた。レベルには非常に満足している」と語った。 「自分のレベルがどこまでできるか、そしてベストに近づくレベルにいつ達するかは分かっている。できるだけそのレベルを維持し、自分を奮い立たせ多くのポイントを獲得し、良いプレーをするように努めている」 勝利したチリッチは準々決勝、予選勝者で世界ランク160位の内山靖崇と対戦する。内山は2回戦で第1シードのH・ルーネ(デンマーク)を7-5, 6-4のストレートで下しての勝ち上がり。
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