朝市全249棟の解体申請手続き年内完了 輪島市
輪島市は19日、能登半島地震で大規模火災が起きた「輪島朝市」の公費解体について、対象となる249棟の解体申請手続きが年内に完了する見通しを公表した。所有者が不明だった1棟の相続権利人から申請の内諾を得た。建物の取り壊しは年度内に全て終える。 地震の被災者向けの1次避難所は年内の解消を目指す。2カ所で14人が暮らす。奥能登豪雨の1次避難所は13カ所で、うち門前東小に9人が避難。同小校舎は8月に基礎くいの破断が確認され、児童は2学期から門前中で授業を受けている。市教委は「直ちに倒壊する恐れはない」としており、12月中に東小の避難所を閉鎖する方針だ。