夫婦共演CM、『GTO』26年ぶり復活…反町隆史が「暗黒時代」から50歳の〝大攻勢〟に転じるまで
俳優の反町隆史(50)が1月18日にテレビ朝日系でスタートする連続ドラマ『グレイトギフト』で主演を務めることが話題となっている。 【撮影現場で】すごい…反町隆史の首に手を回して含羞む松嶋菜々子 同作品は完全オリジナル作品で、反町が演じるのは、うだつの上がらない病理医・藤巻達臣。ある患者の不審死をきっかけに、完全犯罪の殺人を可能にする未知の球菌・ギフトを発見し、瞬く間に“陰謀の渦”に飲み込まれていくノンストップサバイバル医療ミステリーだ。 また、昨年11月から放送された資生堂のメンズブランド『SHISEIDO MEN』のCMでは妻であり、女優の松嶋菜々子(50)と共演を果たし、大きな反響を呼んだ。2人は’01年2月に結婚したが、CMでは初共演。「いい夫婦の日」の同月22日から放送されたCMでは、夫婦で見つめ合い、お肌を手入れする反町を松嶋が見守る微笑ましいものに仕上がった。 「当初、CMには木村拓哉さん(51)を単独で起用することが内定していました。しかし、木村さんの所属する『SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)』の創業者・故ジャニー喜多川氏の性加害問題を受け、資生堂は所属タレントの起用を差し控えています。 代わって起用されたのが反町さんと松嶋さん夫妻。夫婦でのCM初共演という〝プレミア〟感もあって、ギャラは木村さんの7000万円ほどに対して、2人で約1億円と言われています」(広告代理店関係者) さらに今春には、’98年に放送された反町主演の連続ドラマ『GTO』がカンテレ・フジテレビ開局65周年特別ドラマ『GTOリバイバル』として、26年ぶりに復活する。同作品は松嶋との結婚のきっかけとなった作品だ。 「『GTOリバイバル』では松嶋との再共演もファンの間で期待されています。結婚時、〝平成のビッグカップル〟と呼ばれた2人ですが、役者としての格は’00年のフジテレビの月9ドラマ『やまとなでしこ』が大ヒットした松嶋の方がやや上でした。それから月日が流れ、また松嶋が2人の子供の育児で仕事をセーブしていた時期もあって、今や反町の方がすっかり上になった印象です。しかし、反町はここに至るまでには苦境を味わった時期もありました」(芸能記者) 結婚後、反町は’03年、’04年の連続ドラマ『ホットマン』シリーズ(TBS系)、’07年『ドリーム☆アゲイン』(日本テレビ系)、’08年『ロト6で3億2千万円当てた男』(テレビ朝日系)など、気づけばNHKと在京の民放キー局全局で主演をつとめた。しかし『GTO』ほどのヒット作にはならず。また’07年には映画『蒼き狼~地果て海尽きるまで~』(’07年)に主演。同作品は「モンゴル建国800年記念作品」および「角川春樹事務所創立10周年記念作品」と銘打って製作費30億円をかけ、3ヵ月のモンゴルロケも敢行した大作映画だったが、興行収入13.9億円と低調だった。 さらに、’11年5月には、反町夫妻の飼い犬・ドーベルマンにかまれて負傷した同じマンションの住人が退去したとして、不動産会社が賠償を求めた訴訟沙汰になったことが報じられるなど、まさに反町にとっては「暗黒時代」となる時期だった。 しかし、テレ朝の『相棒』シリーズで、’15年10月期から水谷豊(71)演じる杉下右京の4代目相棒役・冠城亘に抜てきされたことにより、見事に返り咲いたのだ。 「水谷さんと波長があったのか、家族ぐるみの付き合いだったようです。水谷さんは周囲に『ソリと一緒に相棒を終わらせたい』と言ったほどだったとか。結局、’22年3月まで冠城役を務めましたが、50歳を迎えるにあたって、『新たな挑戦をしたい』と『相棒』からは卒業しました。 『相棒』でしっかり水谷さんを立てる役を演じたことで、『オールドルーキー』(TBS、’22年)や『スタンドUPスタート』(フジ、’23年)では脇役として好演をみせました。『グレイトギフト』で演じる、冴えない病理医という役柄も、これまでの彼にはなかったイメージです。『新たな挑戦をしたい』という言葉どおり、50歳にしていまだに役者としての引き出しを増やし続けています」(テレ朝関係者) 50歳のメモリアルイヤーに、再ブレイクへの〝大攻勢〟をかけることになりそうだ。
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