杉浦悠太がイーグル締めで8位浮上 ツアー2勝目&プロ初Vを射程圏に/国内男子ゴルフ
ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!第3日(27日、静岡・太平洋C御殿場C=7262ヤード、パー70)欧州ツアーと日本ツアーの共催大会。前日から持ち越された第2ラウンド(R)の残りと第3Rが行われ、首位と5打差の19位から出た杉浦悠太(22)=フリー=が1イーグル、3バーディー、ボギーなしの65で回り、通算10アンダーの8位に浮上した。首位のケーシー・ジャービス(南アフリカ)とは3打差。日大4年時の昨年、アマチュアVを成し遂げた〝ルーキー〟がプロ1勝を目指す。 新進気鋭の22歳が、輝きを放った。18番(パー5)をイーグルで締めた杉浦はうなずいた。 「完璧なショットが打ててよかった」。3つスコアを伸ばして迎えた最終ホール。残り209ヤードの2打目を3番アイアンでピン奥5メートルに止めると、パターでねじ込んだ。「明日につながるので、最後のイーグルが本当に大きい」と右こぶしを力強く握った。 昨年11月の「ダンロップフェニックス」で史上7人目となるアマチュアVを達成。ツアー本格参戦1年目の今季は3月末の開幕戦で8位に入った。 今大会直前には、蟬川泰果らとJGA(日本ゴルフ協会)のプロ合宿に参加。ナショナルチーム時代から指導を受けているガレス・ジョーンズ氏と練習に励み、バックスイングを微調整した。今大会は欧州ツアー基準の厳しいピン位置が設定されているが、「開幕戦よりも自信を持って振れている」。強気のショットでスコアを伸ばした。 「レベルの高い試合なので、勝つためにどんどん攻めていきたい」。強気を貫き、ツアー2勝目をつかむ。(鈴木和希)