パリオリンピックに国学栃木高出“3人娘”そろって選出 「歴史的快挙」「大輪の花咲かせて」 7人制ラグビー女子
パリ五輪7人制ラグビーの代表内定選手が4日に発表され、栃木県からは女子で国学院栃木高出の3選手が名を連ねた。関係者からは祝福や本番での活躍を期待する声が聞かれた。 「本校出身者が一度に3人も入るなんて歴史的快挙。娘のような存在で格別な思い」。恩師の吉岡肇(よしおかはじめ)同校ラグビー部監督(62)は感慨にふけった。 田中笑伊(たなかえみい)(24)と内海春菜子(うつみはなこ)(24)は2017年の全国高校選抜女子大会の初優勝メンバーで「黄金世代を築いた2人。そこから世界と戦うまで努力を続けてきたことが素晴らしい」と称賛した。 15人制でも実績がある松田凜日(まつだりんか)(22)は代表最長身の170センチ。「本職のバックスではなくFWとして起用されるだろうが、彼女の身体能力であればどのポジションでも活躍できる。ボールを持った時のスピードは外国人にも負けない」と太鼓判を押した。 田中と内海は22年栃木国体に本県チームの一員として出場し3位に貢献した。指揮を執った石井勝尉(いしいかつのり)監督(59)=佐野高教=は「凜日も含め、けがや悔しさを乗り越えてここまで来た」と代表入りを祝福。「パリで大輪の花を咲かせてほしい」と活躍を期待した。