「欲しいと思う投手がいた」ソフトバンク初の人的補償で獲得 甲斐拓也の補償で伊藤優輔 GM「層が厚くなる」起用法に期待
ソフトバンクは16日、国内フリーエージェント(FA)権を行使して巨人へ移籍した甲斐拓也捕手(32)の人的補償として、伊藤優輔投手(28)の獲得を発表した。 ■〝カットボールえぐい〟巨人・伊藤優輔 2軍戦での圧巻投球に注目集まる【動画】 伊藤の獲得について、三笠杉彦ゼネラルマネジャー(GM)は「リスト(巨人から届いたプロテクト28人以外の獲得可能選手名簿)を見て、総合的に決めた。プロテクト(名簿)に漏れている選手の中に、われわれが欲しいと思う投手がいたということで、今回指名させてもらいました」と説明した。 伊藤はプロ1年目の2021年に右肘をトミージョン手術し、同年オフに育成選手となった経歴を持つが、支配下登録に復帰した昨季はプロ初登板を含む8試合に登板し、1ホールド、防御率1・04の成績を残した。また、2軍では主に守護神として40試合に登板。4勝0敗、14セーブ、防御率1・29と抜群の安定感を誇った。 三笠GMは「真っすぐが速い。肘の手術をしたというところはありますけど、すでに昨年復帰していますので、そういうところも心配ないと判断した。先発ローテーションを狙えるピッチャーとして期待していますし、昨年のジャイアンツでの活躍みたいにロングリリーフっていうところで、投手陣の層が厚くなるかな」と大きな期待を寄せた。 ソフトバンクからは今オフ、甲斐とともに石川もロッテへ移籍するなど、ダイエー時代も含めると計11選手が国内他球団へFA移籍したが、移籍先球団に「人的補償」を求めての選手獲得は今回が球団史上初めてのこととなった。 【#OTTOソフトバンク情報】 ▼高3春に21世紀枠で選抜大会出場、伊藤優輔ってこんな選手▼