横浜マンション傾き問題 旭化成社長が謝罪「深く深く反省しおわび」
横浜市の大型マンションの一部が傾いていた問題で、くい打ちを行った旭化成建材の親会社である旭化成が20日午後、都内で記者会見し、浅野敏雄社長が「居住者の皆様には大変ご迷惑をおかけし、関係先各位の信頼を損なうことになった。深く深く反省し、お詫び申し上げる」と謝罪した。 【中継録画】横浜市のマンション傾き問題 親会社の旭化成が会見 浅野社長は、昨日対策本部を設置し、すでに設置している調査委員会で原因究明を開始していると述べ、「今後、居住者の皆様の安全を再優先に考え、安心してお住まいしていただけるように努める」と語った。
旭化成の発表によると、旭化成建材が施工したくいの中で、6本が支持層に未到達で、2本は支持層に到達しているものの差し込みが不十分だという。また、くい計473本のうちで38本で電流計データの転用・改ざんがあったことが判明、セメントミルクの流量計でも45本について転用・改ざんがあったとし、データ不備は重複する13本除くと計70本になる。 旭化成建材がくい打ちした物件は全国で約3000件あり、国土交通省はこれらについても改ざんがないか調査するよう指示した。