日本人の「貯金好き」は嘘?20代の約6割が「投資」に意欲的な理由とは?
※三井住友カード株式会社「20代の投資に関する意識調査」を基に筆者作成 表1から、将来の生活資金を無理のない範囲で投資によって準備したいと考えている20代の割合は男性で約66%、女性で約75%であり、投資に意欲的な傾向も見られました。
貯蓄と投資をうまく使い分けるコツ
最後に、「貯蓄」と「投資」をうまく使い分けるコツをご紹介します。 ポイントは「目的」と「家計状況」です。 まずはお金を使う目的から、貯蓄か投資かを選択しましょう。老後にゆとりある生活を送るための資金は、必ずしも今すぐ必要ではありません。長い期間をかけて資金を準備する投資は、老後資金の準備には適しているといえます。 基本的に投資は、中長期的に資産を運用する必要があります。 例えば2、3年後の入学金などの近い将来必要なお金は、貯蓄での用意がふさわしいでしょう。 ほかにも、家計状況から貯蓄と投資を考えることも大切です。家計の状況から考えた場合、現在の生活資金の中に余裕があるかがポイントとなります。 生活費の中から保険・積み立てなど全てに必要なお金を差し引き、投資分が減っても生活には影響を与えないのであれば、一定額を投資に回してもいいかもしれません。貯蓄と投資をうまく使い分けることは、正しい資産形成につながります。
無理のない範囲で将来の資金を殖やしたい20代は投資を始めている
今回の結果から、20代の約6割は投資に興味があり、実際に始めている人は3割ほどであることが分かりました。投資を始めたきっかけで最も多かったのは「無理のない範囲で将来の資金を準備するため」でした。 まずは貯蓄と投資の違いを正しく理解し、双方をうまく使い分けることが大切です。 出典 三井住友カード株式会社 20代の投資に関する意識調査 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部