望月慎太郎、世界19位に完敗喫して初戦敗退「自分のプレーをさせてもらえなかった」[木下グループジャパンOP]【テニス】
望月慎太郎、昨年4強のジャパンOPから初戦で姿消す
「木下グループジャパン・オープン」(東京・有明コロシアム/ATP500)の大会初日となった9月25日、男子シングルス1回戦にワイルドカード(主催者推薦)で出場の望月慎太郎(木下グループ/世界ランク146位)が登場。ウーゴ・アンベール(フランス/同18位)に1-6、2-6と完敗を喫し、初戦突破とはならなかった。 【動画】望月慎太郎は世界19位アンベールにストレートで敗れる マッチハイライト 21歳の望月は、昨年大会で当時世界31位のトーマス・マーティン・エチェベリ(アルゼンチン)を破ってツアー初白星を挙げて涙を流した。その後も2回戦で同10位のテイラー・フリッツ(アメリカ)、準々決勝で同41位のアレクセイ・ポピュリン(オーストラリア)も破り、ベスト4入りの快進撃を続けた。 今季はグランドスラム、ツアー本戦で勝ち星はなく、思い出の大会で再び勝利を狙ったがトップ20の壁は厚かった。 ネットプレーを仕掛けていきたい望月だが、それをさせてくれないアンベール。早いタイミングで捕らえたショットはコート深くへ突き刺さり、望月はベースラインにくぎ付けに。ネットに出ることができても、アンベールの体勢が崩れていなければライン際へ正確なパッシングショットを決められてしまう。 「自分のボールの質も良くなかったし、相手にかなり踏み込まれて打たれた場面が多かった。結果的に自分のプレーをさせてもらえなかった」と、持ち味であるネットプレーは試合を通して9本で、ポイント獲得率も44%に抑え込まれた。 実力の差を見せつけられた形となり、1-6、2-6の完敗。躍進した昨年大会に続いて、番狂わせを起こすことはできなかった。 昨年大会で獲得した180ポイントが失効すると、ランキングを大きく下げる望月。「今の現状は、理想とはかなりかけ離れているし、もっとできるんじゃないかと思うところもある。葛藤は多いが、(ランキングが落ちても)そこは受け入れてしっかり作り上げていけたらいい」と下を向かず、「相手の素晴らしいプレーがたくさんあった。また練習して強くなるしかない」とした。
Tennis Classic 編集部