世界陸連がソニーとスポンサー契約を締結 東京世界陸上へコー会長「最新のイノベーションで最高の大会にしたい」
世界陸連(WA)は1月23日、ソニーとスポンサーシップに関する契約を締結した。期間は2026年末までの3年間(金額は非公表)で、この間には東京世界選手権(2025年9月13日~21日/東京・国立競技場)も開催される。WAのセバスチャン・コー会長は「最新のイノベーションで最高の大会にしたい」と語った。 世界陸連がソニーとスポンサー契約 期間は2024~26年の3年間 東京世界陸上もサポート ソニーは契約期間中、WAシリーズのすべての大会において、撮影技術などに加え、大会運営についてもグループ会社のホークアイによる審判判定支援サービスを提供し、より公平な運営に貢献していくとしている。 コー会長は「ソニーはこれまでイノベーションでは革新的な企業。契約に調印できてうれしい。我々の競技の成長にも生かされるし、大会で撮影されたものは何世代にも記憶に残るものとなる。また、審判についても完全性を持って進めることができる」とあいさつした。 ソニーグループの十時裕樹社長兼CCO兼CFOは「ソニーはクリエイティビティとテクノロジーの力で世界を感動で満たすというパーパス(存在意義)を掲げ、スポーツではアスリートやパートナーとともに感動体験を進化させ、 世界中に届けることに注力している。世界陸連の知見やノウハウとソニーのテクノロジーを組み合わせて、陸上競技ファンから子供たちまで幅広くさまざまなかたちでスポーツの魅力を伝えていければ」と話す。 また、槙公雄・社長兼CEOは「モーションをキャプチャーしながら、そのデータを一緒になってご覧いただけるような、躍動するアスリートの臨場感を世界の皆様に届けるようなテクノロジーを届けたい」とした。 東京世界選手権開幕まであと599日。コー会長は「昨年のブダペスト世界選手権などで2025年大会に向けて素晴らしい基礎を築いてきた。東京大会はこれまでにない最高の選手権にしたい。アスリートにとってはよりよいパフォーマンスを発揮できるようにしていけるように、最新のイノベーションを提供したい」としたうえで、「ソニーとは単なるスポンサーではない、パートナー。ソニーの持つイノベーションを活用していきたい」と意気込んだ。
月陸編集部